わたしは、超のつく「貧乏性、何かに使える病」でした。
とにかく捨てられない性格で、物置をひっくり返せばなんでもでてきました。
数年前に断捨離に目覚めるまで、使い道のないようなものでも、「もったいない、きっと何かに使える」を呪文のようにして、捨てずにいました。
中学生の頃のジャージや教科書は序の口で、小学生の頃のおはじき、幼稚園の頃のアンパンマンのかるた、学研の付録、などなど。
使い道のないものが物置のスペースにぎっしり詰まってました。
捨てる気なんてなかった。何かに再利用しよう、もっと元とってやろう(意地汚い)と思ってたんです。
結婚して実家を出ても、荷物は山のように残していました。
モノを溜め込みすぎて管理不能
小学生の時に買ってもらったキティちゃんの色鉛筆なんて1本もなくさなかったなー。(もったいなくてあんまり使わなかった)
そんなアンティーク色鉛筆を四半世紀を経て、友達の子供にあげることになるとは思わなかった・・・汗
わたしの物持ちの良さも驚きですが、キティちゃんの流行に左右されない人気ぶりには驚きます。
そうやって貰い手がある場合はまれで、ほとんどがゴミなわけですから、もはや管理不能。
シンプルに暮らしたい!ミニマリストになりたい!
そんな溜め込み癖のひどいわたしが、何かの雑誌の記事でやましたさんの断捨離を知ったことがはじまりでした。
そこには、「自分が死んだら、残された人が片づけなきゃいけない。それってすごく後の人が迷惑」というようなことが書いてありました。
うちは夫婦二人暮らし、子供はいません。
正直「ゾッ」としました。
そこから、こんまりさん、金子由紀子さん、ドミニックさんの本やミニマリストのブログを読みあさっては、捨てまくりました。
わたしが先に死んだ場合を考えた
この家にある大量のわたしのモノや共有のモノまで、夫がひとりで捨てたり、管理しなきゃならないんだ…。
・・・・。
申し訳なさすぎるし、うちの貯金がない原因なので、本気で恨まれるー。
早くいらないものを処分して、証拠隠滅しなくては!?
そして、次に考えたのが…。
夫が先に死んだ場合の方が深刻だった
わたしは1人暮らしになります。
元気であれば自分1人でも大丈夫でしょう。
しかし、病気になったり、死後のこととなると必ず誰かにお願いしなければなりません。
わたしには子供がいないので、甥や姪にお願いすることになると思います。
めんどうなことは誰だって嫌だ
なんだかんだ親せきだと言っても、めんどうなことを頼まれるのは嫌ですよね。
そんな時に便利なのが「お礼」という名のお金。「謝礼」が必要なわけです。
謝礼次第では「めんどうなことも引き受けよう」と思いますよね?わたしはそうです。ゲス(笑)??
その謝礼を用意するには、今後のわたしの貯蓄と、老後の生活次第です。貯まるかどうか・・・。
葬儀は最小限にしてもらったとしても、お金がかかります。(死んでからもお金がいるんだなー)
めんどうを最小限に
いろいろ考えると、元気なうちに「死んだ後のめんどうなこと」を最小限にする必要があると思ったのです。
その「めんどうなこと」の主が遺品整理だと思いました。
嫌ですよね、いくらお金もらえたとしても、家族でもない人の遺品整理なんて。
なるべくガラクタは処分し、必要な物だけで暮らす。
生活を見直して、シンプルにしていかなければならないと心から思ったのです。
なんだか暗い話のようですが…、わたしは老いの支度を前向きにとらえています。
「立つ鳥あとを濁さず」
この言葉を座右の銘として、シンプルライフ&ミニマリストを目指しています!!